人生の中で「海外に行く事なんてまず無いかもな」とずーっと思っていたのですが、ふといくつかのキッカケが重なってしまい2014年の夏前ごろからロッテルダム行きについて色々と調べていた。
なんの目的も無い渡蘭計画にのってくる物好きな友人もいないだろうという事で、最初は単独でフリープランのツアーなどをぼんやりと眺めていた。初海外の一人旅でロクに英語も話せない人間が経由地アリではハードルが高いし腰痛の恐れもあり直行便で探してみたが、直行にした途端に金額が15万から25万近くにはね上がった。直行だと格安って無いのね、、、。
そんな事をしばらく続けていた時に、ふとオランダの航空会社であるKLMのサイトで調べてみた。直近の夏頃だと直行往復20万くらいで、ツアーとそれほど変わりないなーと秋頃まで日程を移動していくと、、、え?10万?なにこれ片道でしょ、、、いや往復で10万かよ!と、閑散期の秋から春先にかけては直行便でも往復10万前後まで安くなっている事に気づいた。
しばらくKLMのサイトに粘着してみたが、多少の金額変動はあるものの日本の航空会社とは違い「直前になろうが日程によって安い」という事が分かった。日程によってというのは、土日発は高いが平日発は安いという感じ。
今の時代、現地でのネットワーク環境さえ確保出来ればネットでなんでも調べられるし、旅行会社のツアーで無くともクレジットカード会社の海外旅行サポートなどもあり、飛行機と宿さえ確保出来れば現地でなんとかなりそうだと目処を付けた。宿はオランダ政府観光局からリンクされているBooking.comを眺めていたら、5泊で3万程度からそこそこの宿が結構あった。もちろん場所はロッテルダムだ。この宿泊地がロッテルダムというのもネックで、旅行会社のツアーではほとんど見つけられないか、あっても割高だったのである。これで航空運賃と宿代のみなら15万という好条件が揃ってしまった。
そしてここでなんと「俺も行きたい!」と友人ysanoが言い出した。9月上旬の出張帰りに都内インドレストランでオランダ行きたいな話をしている時だった。どうやら向こうも本気のようなので、自分の本気度を上げるためにパスポートの取得についても調査。区役所で戸籍をもらって宮城県庁に行って申請をすれば一週間程度で発行される。かかる費用は5年のパスポートで1万円ちょっと。9月末頃にパスポートの取得をして本気度を高めた。パスポート申請に地元役所と県庁とはしごが必要な手順はなんとかならんのかね、、、。
ysanoは「オランダまでは付き合うけど後はフランスに行く」といい同一の行程はとれないため、Webでミーティングをしながら飛行機の座席などを合わせて個別に予約をした。たまたまKLMとエールフランスは同じグループになっているようで、システムは全く同じだったので簡単に予約を合わせられた。 さて、これで本気で色々と準備を進めないといけない^^;
●準備
電源コンセントの形状は日本と全く違うので変換が必要だが、最近の電源アダプタは世界中で使えるように240Vまで対応しているものが多く、その場合は変圧機能は必要が無い。
持っていく物を精査したところほとんど240Vまで対応の電源アダプタで、唯一100V専用だったのが任天堂3DSの電源アダプタだった。これだけのために数千円する変圧器を買うのは嵩張るしアホらしかったので、逆に240Vまで対応の任天堂3DS用電源アダプタを買った。本体はUSB出力でUSB-任天堂3DS用ケーブルが付いてるという感じで1000円以下。USB出力アダプタは4口のを持っているので、ぶっちゃけこのケーブルさえあればいいのだが、さすがにそれ単品では無かった。この付属の本体がもの凄く小さいので携行するのにも便利そうだった。幸いその後も遠出する時に持ち歩いて役立ってますのでお薦め。
あとは安物の電源形状変換アダプタを購入した。
この他に主なものはパスポート入れとキャリーケースくらいだろうか。キャリーは小さめのを持っていたしそんなに大荷物にする予定は無かったのだが「何か色々と持ち帰りたい欲」が出て機内に持ち込めるサイズで安いものを物色して楽天市場で1万円以下のを買った。Mサイズでもちろんオランダ色のオレンジである。結果、このケースで十分に役立ち大きさもちょうど良かった事になる。ysanoのアドバイスで鍵付きのフレームタイプにした。海外ではジッパー式だと壊されて中身を盗まれる場合もあるようだ。
Facebookでつながっていたオランダ人に聞いてみたら、今の時期は「Pretty rainy」との事で最低限の雨具は持っていく事にした。自転車対応のポンチョを念の為に購入して手持ちの折り畳み傘と共にキャリーにポイ。
●宿の予約
そうこうしているうちに日程が近づき、渡蘭2週間前くらいにロッテルダムの宿を適当に押さえた。5泊で364EUR。これまた日本とは違う点で2人でも金額は変わらないのである。ふと見ると「朝食無料」というチェックボックスがあったのでポチっておいた。宿の選定は「Wi-Fi無料」「バスタブ」「禁煙」という所から、設備の立派さよりも利便性でロッテルダム中央駅に近い所にした。
細々した買い物をしつつ、いよいよ日程が近づいてきたのであった。直前のほうが航空券安いってどういう事だ!(余ってれば安くなるのが普通だよね、、、)
●なんでロッテルダム?
好きな音楽がロッテルダム発祥という事に尽きます。飾り窓も大麻も興味ありません。
ちなみに事前に調べた行きたいスポットはこちらでした。待ってろロッタッダン!!!(現地っぽく)
追い打ちは、冒頭にもトレーラーを貼った2010年にオランダで製作されたこの映画New Kids Turboかもしれません。アホや!。この撮影現場であったMaaskantje(マースカンチェ)に行ってみよう!という日本人で唯一ではないかと思われる聖地巡礼のためです。
その2につづく(近日中)