荷物整理もほぼ終え、深夜に「寝て起きたらロッテルダムともおさらばだな」と明日のNS時刻を調べながらぼんやりテレビを眺めていたら、音楽番組にタモリが出ていて笑った。さすがはタモリ。誰だ!?
●先にまとめようロッテルダムの旅
帰国してから1年近くになるがようやく最終回。ここで今回の「初海外オランダぶらぶら」が思いの外に良かった点を先にまとめておこう。帰るだけで写真も少なめ本編は後ろの方に。
1,オランダ直行の航空券が安い
帰国後も時々確認したが、 KLMオランダ航空のサイトで調べると、いわゆる繁忙期の夏場でも往復10万円ほどで予約出来るパターンが普通にあった。「一年中10万円くらいで直行往復出来る」便利さがある。福岡や大阪からだとさらに安い場合も。
2,オンラインで宿が自由に取れる
自分はBooking.comで予約したが、最近になり日本企業も提携したと報じられ日本人スタッフも充実しつつあるようで、そこそこ安心して宿予約も個人で出来る。 設備の選択も簡単で、無線LANに日本人大好きバスタブなども選べる。
3,便利なカード社会
日本以上にカード社会のため、海外で使えるクレジットカードさえあればまず困らない。ほとんどの店ではクレジットカードでの支払いが出来るし、駅や主要な建物近くには必ずATMがあって市街地では「100m歩けばATM」くらいの感覚。日本のコンビニATM以上かもしれない。
VisaかMasterがあれば問題無し。鉄道NSの切符もクレジットカードで買える。普段は数十ユーロの小銭さえ持ってれば良い感じ。
ユーロの調達も現地でクレジットカードでいいかもしれない。自分の場合は海外ATM手数料1回210円とかだったような。事前に両替する場合は日本国内で両替した方が手数料は安い。
4,英語が不自由でも大丈夫
これは現地で感じたのだが、 中学程度のレベルでも日常の買い物と飲食店では問題無かった。「コーヒー」など簡単そうで通じない場合もあったが、分からない時ははっきり仕草も交えて分からないと相手も言ってくれるし、その後の「分からない同士のコミュニケーション」がなんとかなる感じ。
おそらくオランダが元々移民も多く多民族で構成されているため、現地に住む同士でも言葉の壁が普通にあるのではないかと思った。「言葉が通じないと怖い」と思いますが、自分の行動した範囲では「言葉が通じなくてもなんとかなる」と感じました。
多少仕事的に海外のテキストをなんとなく眺める事があるのと、昔から個人輸入をしていたので、文面上のやりとりに対して英語への抵抗感が少ない、というのはありました。あとはメールやFacebookでたまに外国人とやりとりはしている程度。Google翻訳最高。
5,物価は高いが水道水が飲めファストフードはうまい
宿の水道水がそのまま飲めたのは大きかった。硬水とか言われるけどエビアン・ボルビック程度の硬度に感じた。自販機やコンビニのミネラルウォーターは安くても2EUR・300円ほどするので、これを常飲していたらそこそこの出費になったと思う。開いたペットボトルに宿で水道水を入れて毎日出かけてました。
軽めだが宿の朝食が無料だったのも大きい。ファストフードでも1食5EURくらいは見ておかないといけない。味は日本に比べても美味かった気がする。「ファストフードが主食だから手を抜いていない」というような勝手な印象。サブウェイ、スタバ、マック、ケバブ屋、、、短期間の滞在なら困らないだろう。
オランダに名物料理は無いと言われるが、多国籍な飲食店があちこちにあった。ちょっと贅沢する時はそういう店に行くと良さ気。腹を壊すことも無く快調だった。
6,二時間あればどこにでも行ける
逗留先がロッテルダムになったからというのもあるが、遠出も片道1時間半くらいで計算出来て良かった。ついでにベルギーにも行っちゃおうか!?とアントワープにも行けてしまった。コンパクトな国なのでどこにでも電車で日帰りで行けてしまう良さがあった。
7、比較的安全
滞在中に緊急走行しているパトカーは1台くらいしか気づかなかった。アムステルダムは素通りでロッテルダムに行ったせいかもしれないが、身の危険を感じるような事は皆無だった。日本人二人で歩いていても気に留められる事も無かったが、電車で日本語で喋ってると「何人だ!?」みたいに見られたくらい。
アントワープに行った時は「ロッテルダムよりも治安悪そう」という雰囲気を感じたくらいに、ロッテルダムは平和だった。街が綺麗で洗練されていたのかなぁ。ゴミとか路上喫煙も少なかったし。大麻の国とは言われるオランダですが(苦笑)
8、通信網の完備
空港で買ったSIMがロックのせいで使えずに焦ったが、空港や宿はもちろん、車両によっては鉄道内でも無線LANが使える場合があったので、Wi-Fiに対応した機器があればある程度の安心感が得られました。
では以下本編となります。
●帰るだけだよロッテルダム
この宿に来てからお決まりの毎朝の朝食。
わざわざ持ってきたのに出番の無かった彼女らにも一仕事をしてもらう。宿の黒人おねいさんが「オー、ビューティホー」とか言ってた。
荷物をまとめて宿を後にする。最後の日も天気が良くてよかったなー
ロッテルダム中央駅でyとはお別れ。なんとyはここから高速鉄道タリスに乗ってフランスに行くという。お互いの無事を祈る。ここからわいは通信手段無しや!
帰りは余裕をこいて適当な電車に乗ったらまたどうやらスキポールには行かないアムステルダム直行だったようだ笑。もう慣れっこになってしまい途中で降りて後続の電車を待ち乗り換えた。デンハーグHSで、たまたま検札に来た女性車掌さんに「すきぽーる?ねくすととれいん?でぃすぷらっとほーむおーけー?」とか聞いたような。
その後は乗り換えた電車との追いかけっこが延々と続いた(笑)
さっきまで乗っていたのはスキポール手前で地下に潜っていってお別れ。抜いたり抜かれたり本当に運転手同士遊んでる感じだった。
●ただいまスキポール空港
何日ぶりかのスキポール空港。地下からエスカレーターで上がっていくと、動いているのに手すりの修理をしていて「オランダらしいなw」と思った。日本だったら運転中止だねこれ。
だだっ広いスキポール空港の中で手続きする場所にちょっと迷う。あったあったとKLMの自動手荷物預け機を使ってみると、23kgまでのところ残念ながら600gオーバーして荷物整理をするハメに!
キャリーバックを開けて手荷物に少し移して整理してようやくパス出来た。逆に人間の担当者なら数百gくらいなら大目に見てくれそうだがな、、、スマホで表示した搭乗券を読みこませるのがうまく行かずイケメン担当に「エクスキューズミー」と聞いたら「画面を明るくしろ」と言われた。なんで聞き取れたんだっけかな、、、ダークとか言ってたのかな。
荷物を預けてから出国審査をしてロビー内でお土産を物色する、、、って順番だったと思うがどうだったっけ。審査の時は2組前の東南アジア系の女性陣が押し問答の末に脇の事務所に連れて行かれ、目の前の僧侶もしばらく時間がかかっていて、「あわわわわ自分もこんなに質問攻めされるのかヤバい!」と思ったが「ハロー」「ハロー、、、(バン!)ハバナイスデ」で終わりだった。入国も何も聞かれなかったが出国も何も聞かれなかった(笑)、、、何も無く逆に寂しいので「しーや!」とか言っておいた。日本のパスポートで良かった。
ゲート内もちょっとしたショッピングモールくらいの設備があるので、お目当て以外のおみやげはここで大体買えそう。なんだかんだと250ユーロほどの買い物をしたような。土産を買う度にパスポートかボーディング見せろと言われたのは検疫の関係なのかな。POSに入れるだけでアラートとか出るようになってるのかな。
搭乗口でしばし待つと最後の確認と搭乗開始。手持ちのスマホのチケットがうまく処理されなかったようで脇に避けて手動で確認をさせられ焦った。搭乗口とゲートが一緒になった感じなので、ロビーで買った飲み物は持ち込めない感じ。
3列の窓際。隣もその隣も日本人の旅慣れた感じの女性とおばさまだった。さらばロッテルダム!!
帰りのメイン食はせっかくなので肉にしてみた。ミートボール。煮詰めたキャベツみたいな黒いのはあまり美味しくなかった。そして相変わらず食べきれないのでサラダとデザートのパックはあとで。またまたせっかくなのでビールを1本だけいただく。隣の女性はビールの後にワインまで飲んでたやるなぁ。
おばさまはイギリス住まいで日本に行く所だという話をした。帰りは一人なのでコミュ障だけど頑張ったよ!
食事後は消灯されたのでiPodで曲を聞きながら寝る。行きで少しは慣れたので帰りはそこそこ寝られた。途中でサービスのアイスを暗がりでいただく。100gくらいのかわいい水も出た。
オランダ現地14:00ごろに発って日本現地9:00ごろ。ロシア極東あたりでご来光を拝みまた寝た。
到着の1時間くらい前にまた食事。ほんとどれだけ太らせるんだKLM(笑)
キッシュというんだったか豆腐みたいなのうまかったよ。今回も食べきれずフルーツとデザートは残しましたすまん。
食事を終えると税関で通告するための書類を渡されたので、素直にビールの容量を書いてみた。
成田に降り立ち久しぶりの日本。入国審査をして検疫で通知書を渡すと「えー申告するの?」的な対応をされた笑。8Lくらいの持ち込みで1100円くらいの税金でした。ゲート奥の窓口で支払い。
スマホの設定を元に戻すべくAP設定でゴタゴタ。空港を出て成田ライナーに乗り換える手前くらいでようやく通信復帰できた。良くわからなかったが電車に乗り込んでから車内で車掌に1050円とか指定席分を支払った。ガラガラ。
上野に向かう間に東北新幹線を押さえる。上野駅で40分くらいあったので帰国即そば!と思ったが入った店が配膳まで30分くらいかかると言われたので逃げ出し弁当の深川めしを食べつつ北へ。荷物の重さの8割はビールだ!
フェイエノールト近くのイスラム人街で買ったスリッパは大事にとっておこう(笑)
帰宅して玄関で荷物整理。持ち帰ったビールは全て無事で一安心。まあなんやかんやと買いすぎたなー
思ったよりも元気だったので少しだけ休憩してまた外出。
いつも行っているベルギービールダボスでLa Corne&グラスをお土産に渡しましたとさ。
2015年9月下旬には大体書き終わってましたが、最後の校正がのびのびでオランダから帰って1年を過ぎてしまいました。どんだけ時間かかってるんだ笑
もう所々の記憶は無くなっていますが、またお小遣いを貯めてブラっとロッテルダムに行きたいなーと思います。
せっかくのパスポート、台湾とかタイも行ってみたいかもなー。
おしまい。